日本の永住権許可申請をしたときのお話し

2019年8月10日

日本の永住権を申請するには?

対象読者、目的

在留資格が「定住者」で、日本に5年以上日本に在留しており、永住権を取得したい在日外国人の方を想定しています。
実際に私が永住権を取得する際にやったことや困ったことをまとめておきます。

永住権取得のための前提条件

詳細は法務省に書かれています。

  1. 素行が善良であること
    法律を遵守し日常生活においても住民として社会的に非難されることのない生活を営んでいること。
    他人や社会に迷惑をかけない常識のある市民として生活している必要があります。また、交通違反履歴なども審査基準に影響するようです。

  2. 独立の生計を営むに足りる資産又は技能を有すること
    日常生活において公共の負担にならず,その有する資産又は技能等から見て将来において安定した生活が見込まれること。
    日本で生活するにあたり、自ら生計を立てられる経済力や技能があるかどうか。生活保護を受けてたりすると審査にマイナスになる可能性もあります。

  3. その者の永住が日本国の利益に合すると認められること
    ア. 原則として引き続き10年以上本邦に在留していること。ただし,この期間のうち,就労資格(在留資格「技能実習」及び「特定技能1号」を除く。)又は居住資格をもって引き続き5年以上在留していることを要する。
    在留資格は常に有効状態で5年以上持っている必要があります。一度無効になると、再申請が大変なので日頃からきちんと在留カードは管理しましょう。
    イ. 罰金刑や懲役刑などを受けていないこと。公的義務(納税,公的年金及び公的医療保険の保険料の納付並びに出入国管理及び難民認定法に定める届出等の義務)を適正に履行していること。
    犯罪を犯していないこと。当たり前ですね。
    ウ. 現に有している在留資格について,出入国管理及び難民認定法施行規則別表第2に規定されている最長の在留期間をもって在留していること。
    在留資格の最長在留期間を日本で生活していること。例えば、私の在留資格は「定住者」でした。「定住者」の最長在留資格は3年なので、最低でも3年間日本で生活しないといけないみたいです。在留資格ごとの最長在留期間は出入国管理及び難民認定法施行規則別表第2のPDFから確認できます。
    エ. 公衆衛生上の観点から有害となるおそれがないこと。
    感染病などを国内にばらまく危険性がないことが必要です。ですが、この項目で永住不許可になった事例はあまりないようなので気にしなくてもいいと思います。

必要な書類

申請方法は法務局のホームページに書かれております。
私の場合は以下の書類が必要でした。

  1. 永住許可申請書(証明写真あり)
  2. 経歴書(別紙)
  3. 理由書
  4. 本人の出生証明書
  5. 本人かつ同居している親族の住民票
  6. 住民税の課税証明(直近3年)所得あり
  7. 納税証明書(3年)
  8. 在職証明書
  9. パスポート提示
  10. 在留カード
  11. 身元保証書
  12. 身元保証人の書類一式
  13. 身元保証人:在職証明書
  14. 身元保証人:住民税の課税証明(直近1年)
  15. 身元保証人:納税証明書(直近1年)
  16. 身元保証人:住民票

永住許可申請

自分で記載する必要があります。
在留歴や在日親族の情報なども記載する必要があるため、パスポートや親族の在留カードを見ながら書きましょう。
また、フォーマットは法務局のホームページからもダウンロードできるので、予め入力してから当日持っていくと楽です。

経歴書(別紙)

日本に来てからの経歴書を作成する必要があります。
私の場合は、小学生〜現在までの経歴をExcelにまとめて印刷したものを提出しました。

理由書

理由書は、永住権を取りたい理由を用紙にまとめて書きます。手書きでもいいですし、Wordなどで作成してもいいです。
フォーマットは決まっていないので、書き方のイメージが難しいと思いますので、どんな観点で書けばいいかを以下にまとめます。

  1. 入国から現在までの経歴について
    *経歴を詐称することなくかくこと
  2. 法律を順守し、社会的に非難されることのない生活を営んでいることについて
    *日本国に貢献しているとアピールすることです。
  3. 永住者になりたい理由について
    *一番大事なところになります。日本のどんなところが好きだからこれからも生活をしていきたいのかを書きまとめるといいでしょう。

注意点として、理由書は日本語書いて下さい。
どうしても難しい場合は、母国語でもいいですが、その場合は、本文の翻訳を必ずつけてください。

永住権欲しい人の出生証明書

本国発行の出生証明書が必要になります。原本を提出するかコピーを提出するかは出張所によるみたいですので、窓口で聞いてください。
出生証明書は非常に価値の高いものなので、なるべくコピーを渡せるようにしましょう。

申請先

帰化許可申請は出入国在留管理局(入管)で手続きをします。
自分の住んでいる地域の管轄の入国管理局、入管のホームページから確認してください。
当時わたしは、山梨県に住んでいましたので、甲府出張所で手続きをしました。

本人かつ同居している親族の住民票

自分と同居している親族全員分の名前が入った住民票を発行してもらいましょう。
住居地を管轄とする市役所などで発行できます。

住民税の課税証明(直近3年)所得あり

所得がどれくらいあるのかを確認するための書類になります。
住居地を管轄とする市役所などで発行できます。

納税証明書(3年)

未納税金が発生している場合は発行してもらえません。
住居地を管轄とする市役所などで発行できます。

在職証明書

在職中であることを証明するために必要です。
職場で総務の担当者さんに「永住権申請のため、在職証明書を発行して下さい」と伝えれば用意して頂けます。

パスポート提示

入出国歴の確認に使うと思います。
入国管理局で見せるだけですので、コピーなどではなく、原本を持っていきましょう。

在留カード

現在の在留資格や有効な在留カードかどうかを確認するために使います。
パスポートと同様入国管理局で提示するだけなので、原本を持っていきましょう。

身元保証書

身元保証書は、身元保証人に書いていただきます。
身元保証人は日本人もしくは、永住権を持っている在日外国人の方になってもらいましょう。
また、身元保証人には安定した収入のある方が望ましいそうです。
法務省のホームページから身元保証書のフォーマットPDF(日本語版)をダウンロードできます。
英語版はこちら→法務省のホームページから身元保証書のフォーマットPDF(英語版)

身元保証人の書類一式

身元保証人は日本で安定した収入がなければなりません。そのため、以下の書類を提出する必要があります。
少々大変ですが、日本人または、永住権を持っている在日外国人の方にお願いをしましょう。
1. 身元保証人:在職証明書
1. 身元保証人:住民税の課税証明(直近1年)
1. 身元保証人:納税証明書(直近1年)
1. 身元保証人:住民票

申請・審査

「いざ申請したら、書類が足りずまた後日来ることになった」となっては時間がもったいないので、申請当日は早めの行動を心がけましょう。
私の場合は、予めすべての書類を準備してから申請を行いましたので15分程度で手続き完了でした。
審査期間はだいたい、結果は自宅にハガキで通知が来ます。
通知に手数料を8000円分の収入印紙を持って、指定の期間に出頭する旨が書かれてあれば、めでたく永住権の許可が降りたことになります。
目安ですが、審査期間はだいたい、6ヶ月〜1年ほどで、私の場合は、6ヶ月で許可が降りました。

最後に

永住権を取ることで、在留期間の更新から開放されるだけでなく、社会的な信用が大いに得られるので日本でこれからも生活していきたい在日の方は是非とも取っていただきたい。
ただ、いくら永住権でも、在留カードの更新は必要ですので気を抜かず、忘れないようにしましょう。